奇妙な土塀

2011.11.18

下関から日本海に沿って小一時間北上すると豊浦町である。今は、下関市豊浦という。ここに重要文化財の平安時代の大仏様があり、それを保管するための収納施設を設計してほしいという依頼をうけて、安養寺という寺に案内された。大仏様がいるというのだから、余程大きな建築を想像していた。しかも木でできた仏様としては、日本一の大きさというのだから、すごいものを想像していた。しかし、現地に辿り着いたら、平屋の、それも年期がはいって壊れかけた民家と見まがうような寺だったので、多少拍子抜けした。

[おすすめサイトのご紹介]
地下鉄空港線(唐人町)の新築マンション一覧
[オフィシャルサイト]
地下鉄南北線(八乙女)の新築マンション一覧
[オフィシャルサイト]
地下鉄桜通線(車道)の新築マンション一覧
[オフィシャルサイト]
つくばエクスプレス(柏の葉キャンパス)の新築マンション一覧
[オフィシャルサイト]
東急田園都市線(桜新町)の新築マンション一覧
[オフィシャルサイト]

本当にこの中に、重要文化財が収められているのだろうか。木造阿弥陀如来座像。大仏といっても高さ一七メートルなのでそれほど巨大なものではないが、それが畳敷きの普通の座敷の上に、われわれと並んで座しておられると、さすがに大きい。顔も手も大きくて、しかもそれが大きな木を削り出して作ってあるというので、とてもありがたい気持になった。しかし、それよりもありがたい気持になったのが、寺のまわりを歩きまわっている時に発見した奇妙な土塀である。日本の土塀には二種あり、ひとつは木製の柱と貫を心にして、その上に泥土を塗り固め、上部に瓦または枝をのせたもの。もう一つは瓦と粘土を交互に積み重ねて作る塀で、こちらは土塀ともいうが練り塀ともいう。しかし、豊浦の安養寺の脇で見つけた塀は、そのどちらでもなかった。