他人任せ、もしくは、業者から言われるがままに不動産を選び、銀行から借り入れをし、オーナー気分でいると、数年後にはとんでもない状況に陥ってしまうことも十分にあり得るのだ。売り主サイドは、いかに高く売るかどうかということに終始するのである。従って、融資申し込みなどの際に、売り主が金融機関に提出する資料にもウソは多い。実際は空室にも関わらず、入居者がいるように見せるためにレントロール(賃貸状況一覧表)を水増ししたり、賃貸借契約書を一時的に作成したりする。また、金融機関の人間が不動産を現地調査する場合、ディレクションを入居者がいた状態のままにしたり、部屋が空室であることを分からないように、カーテンで覆い、さも入居者がいるように偽装する場合もある。入居者の有無を確認するために、各入居者のところへ訪問することはなく、多くは、マンションの外からの目視による調査のため、騙されることも多い。融資サイドは、提出された資料を基に審査するため、ウソであることを見抜けない場合も多い。金融機関でも、このあり様である。
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